歯科用語辞典

「と」行の歯科用語

ドライマウス

ドライマウスとは、発症者数800万人以上と推定される口腔内の現代病で、口腔乾燥症とも呼ばれる事がある。 症状は文字通り口の中やノドが頻繁に乾く。 原因は唾液の分泌量が極端に低下、発音がしにくい、口の中がネバつく、虫歯が増えてきている、水を飲みながらでないと食べ物を飲み込むのが難しい、舌がヒリヒリ、口臭が気になる、などの自覚症状がある場合は要注意。

ドライソケット

ドライソケットとは、抜歯後の傷になっている部分に血餅が作られないため、歯槽骨がむき出しになり、強い痛みを伴う事。 抜歯の偶発症と考えられ、下顎埋伏知歯の抜歯後に発症する傾向がある。 通常抜歯後は麻酔が切れると痛み始めますが、その後、じょじょに痛みがひきます。 ドライソケットは抜歯後、2日から3日後くらいから痛みが強くなりはじめ、抜歯後に傷に触れる理由等で発症すると考えられます。

動揺

動揺とは、歯がぐらぐらと動くこと。

透過像

透過像(エックス線透過像)とは、X線写真中の黒く見える部分の事。 のう胞などが透過像としてうつされます。例えばのう胞を伴う疾患である歯根のう胞では、エックス線写真上では単房性の透過像が確認され、 さらに透過像の中に歯根の一部が突出しているのが見られます。

トゥース・ブラッシング・インストラクション

トゥース・ブラッシング・インストラクション(TBI)とは、歯科衛生士による正しいブラッシング指導の事。 日々行う必要のあるブラッシングケアですが、不完全なまま終わらせてしまう事が多く、磨き残しからプラークを作ってしまいます。 理想的なブラッシング方法を知り、口腔内のトラブルを防止しましょう。

トゥースポジショナー

トゥースポジショナーとは、歯列矯正の仕上げと、保定を兼ねて装着するマウスピースの様な器具。 トゥースポジショナーで歯列矯正を仕上げる事により、従来の矯正装置と比べ矯正装置を外す期間が1ヶ月から2ヶ月ていど短縮させる事ができる。