歯科用語辞典

「す」行の歯科用語

水平埋伏歯

水平埋伏歯(HET)とは、横向きに生えている歯の事をいい、親知らずに多く見られます。 他の歯に比べ抜歯が難しい状態です。

スケーラー

スケーラーとは、歯石を除去するために用いられる歯科用器具。 スケーラーには、手用スケーラーや、 超音波スケーラー、エアスケーラーなど。

スケーリング

スケーリングとは、歯に付着している歯垢や歯石を取り除く作業の事。スケーラーという器具を使用します。 歯磨きだけではとれない、プラークを除去するため3ヶ月~6か月に一度は歯医者でのスケーリングをお勧めします。

ステイニング

ステイニングとは、インプラントやセラミックスなどの人工歯をより自然な歯に見せるために有色のゲル状ステイン剤を使用し着色させる事。歯の色は人それぞれで、自然な歯の色をそのまま反映する事は難しく、多少の色のずれが生じます。、白濁した帯や点、部分的な色の変化などを出す事はできます。

ステント

ステント(サージカルステント)とは、治療した部分の吐血や保護を目的として使われる歯科医療の器具の事。 インプラントを埋め込む位置を確認するため樹脂製のマウスピースに似た型の事を言う場合もある。 仮の入れ歯の様なもの。

ストッピング

ストッピングとは、虫歯治療の際に削った歯の部分に一時的に入れる仮の詰め物の事。ゴム質で白い色をしており、ストッピングキャリアーという器具で温め使用。 水に反応して固まるものや、2種類の材質を重ね強化を高めた二重仮封などがある。 水に反応して固まるタイプのものは、主に子供に使われる事が多く、ヤケドの心配がない為安心して使える。

スピルウェイ

スピルウェイとは、食した際にに噛み砕いた食べ物が、かみ合わせた部分から流れ出る通路の事を言い。歯茎のマッサージや自浄作用などの役割もある。 スピルウェイは口の中に残った食べかすを取り除く歯の作用にも大きく関係し、インプラントやセラミックスを製作する際にもスピルウェイを作り出すようにしている歯にとって欠かせない大切な機能です。

スピーチエイド

スピーチエイドとは、上顎の組織の欠損を防ぐ目的で使用されるもの、発声の時に鼻から息が漏れてしまうのを防ぎ、(言語能力、咽頭部の機能障害、口唇裂、口蓋裂など)治療に使われる発声補助装置。 口蓋破裂などで口の中に穴が開き、鼻から息が漏れて呼吸障害になってしまうため、その穴をプレートのようなもので塞いで発声の補助をします。

スプリント

スプリントとは、睡眠時無呼吸症候群の歯科医療に使われる治療器具の事。スリープスプリント、マウスピース、口腔内装置などとも呼ばれる。 スプリントは睡眠時に装着させる事で、下顎を前進させた状態で固定する事ができるので上気道の閉塞を防いで症状を抑える効果がある。 スプリントは軽度の睡眠時無呼吸症候群に適用。重度の場合はCPAPを適用します。

スペースメインテーナー

スペースメインテーナーとは、保隙装置とも呼ばれ乳歯から永久歯に生え変わる際に、生える位置を確保し、歯並びのずれなどを防ぐ装置の事。

スリーミックス

スリーミックス(病巣無菌化組織修復療法3Mix-MP療法)とは、3種類の抗生物質を使用し虫歯菌を殺す治療法。 歯を削る事を最小限に抑え、残った細菌を薬剤で殺す痛みをほとんど感じない治療法。

スパーボンド

スパーボンドとは、歯科医療で使用される接着剤の一種。 何にでもよく接着する事から歯列矯正にも用いられ、ぐらついた歯の固定、露出している神経の保護、詰め物や差し歯の再装着、様々な治療に使われます。